慶應義塾體育會
水泳部葉山部門
卒業生の声
有吉伸久さん
(昭和59年法学部法律学科卒)
三菱ガス化学株式会社
葉山部門との付き合いは、高校入学当初既に入部していた同級生に誘われ練習に参加して39年になる。
多少泳げたこともあり「なんとなく」参加したのだが、海洋遠泳や船舶操縦等多様な活動に大学卒業までのめり込むことになった。
練習により小さく短い遠泳から徐々に大きな大会でも成績を残せるようになった他、40~50km級の部内大遠泳の企画にも参加し泳ぐこともできた。
又、日本泳法習得、船舶免許等取得と、非常に盛りだくさんで、楽しく有意義な学生生活を送ることが出来たが、その間に活動を通し、社会で必要な様々な力も養われたと思う。
現役時代は上手くいくように考えていただけだが、結果として各種技能を向上させる過程で集中力・持続力・思考力等、自然や海を相手にすることで思考力・判断力・対応力・洞察力等、OBや水泳連盟役員等とのお付合いにより対人力・会話力等々が向上し、社会に出てもそれらの力を生かす場面は多く、会社生活でも非常に役に立ってきたと感じる。
卒業後もコーチとして日本泳法を担当したことで、現役時代にも増し日本泳法を習得し、現在も水泳連盟の一員として日本泳法に関するお手伝いを行っている。
日本泳法は日本各地で発展しておりその地域の歴史や文化等にも触れる機会が作られ、大いに楽しんでいる。
単に競技スポーツに強くなるというのではなく、色々な活動によって「人間力」を鍛錬し世界を広げることが出来る葉山部門は、正に運動部の原点の一つで武道にもつながるユニークで実践的な部活動であり、現在の私は葉山部門抜きでは語れない。
なんとなくからでも構わない、自らの成長を願うならば葉山部門をお勧めする。
宇佐美嘉彬さん
(平成26年経済学部卒)
東京海上日動火災保険株式会社
水泳部葉山部門の魅力は一言で言えば、多様な経験が出来る環境が備わっていることだと思います。私は、入学したら『絶対に遠泳をするんだ!』などと思っていた学生ではありませんでした。しかも、試合で大活躍してきた選手でもありません。それでも、葉山部門に打ち込んでいた時のことはワクワクするくらい充実感を持って思い出されます。
初めて遠泳を完泳した時の達成感、仲間達との沢山の思い出、日本泳法、Open Water、その全てが葉山部門でしか味わうことの出来ない貴重な体験でした。幹部学年を迎えると、人材育成や大遠泳の計画、部の運営などを任される様になります。水泳のみに打ち込むのではなく、多様な経験を経て自己成長を実現させることが、水泳部葉山部門の真の伝統なのです。4年間の後には、一回りも二回りも成長したあなたと、生涯の仲間と、最良の思い出が手に入ることは間違いありません。
もし君が学生時代に新しい何かに挑戦したいと考えているなら、私は迷わず水泳部葉山部門をお薦めします。。山本将太さん
(平成27年経済学部卒)
私は大学から葉山部門に入部しました。高校までは競泳をやっていたので、大学でも水泳を続けたいと思っていた一方、何か他のスポーツもやってみたいと思っていたところ、海を活動拠点として数多くの活動を展開している葉山部門に出会い、魅力を感じて入部しました。
葉山部門では尊敬できるたくさんのOB・OGや先輩方に出会いました。日々の練習により体力的にはもちろん、海という自然を相手にする部活ということで精神的にもかなり厳しい活動でしたが、諸先輩方からは活動そのものの事に加えて、物事に対する姿勢や考え方、更には実際自分がどのように動き、人を動かしていくのかといったような事もたくさん教えていただきました。今の自分は葉山部門が形成してくれたものが非常に大きく、そういう意味では葉山部門は人材育成の場でもあると思います。
ロマン溢れる海を舞台に楽しく活動しながら多くの尊敬できる先輩方に出会い、自分自身を成長させられる葉山部門は、引退してからも心の拠り所となる宝物のような存在です。
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