慶應義塾體育會
水泳部葉山部門
活動内容
慶應葉山とは?
「葉山」の由来とは?
神奈川県の三浦半島にある「葉山町」が由来です。今から110年以上前の1902年、今の葉山部門のルーツである「葉山水泳部」が誕生しました。当時、葉山の海を中心に活動していたことからこの名がつけられました。
現在慶應義塾體育會水泳部は、「競泳部門」、「水球部門」、「飛込部門」、そして私達「葉山部門」の4部門がありますが、いずれも始まりはこの葉山水泳部でした。誕生当初から海洋遠泳を行っていた葉山水泳部の活動を、最も色濃く受け継いでいる部門であるという意味で、この「葉山」という名前が部門名として受け継がれているのです。葉山の4本柱
葉山部門の理念
『海洋遠泳』
「“Coast to Coast”の理念に基づく数十キロ規模の遠泳を実施」
葉山部門では、”Coast to Coast”―すなわちある浜から別の浜を目指して長距離を泳ぐ遠泳を行っています。2列の隊伍を組み、船からの補給を受けながら計画した進路を仲間と共にゴールを目指して泳いでいきます。『日本泳法』
「洋式4種が伝来する以前の日本古来の泳ぎを伝承」
日本泳法とは、主に江戸時代に誕生した日本古来の泳ぎ方のことです。海に囲まれ急流が多い日本では、物を運ぶ・浮く・長距離を泳ぐ必要性から、武術の一つとして日本独自の泳ぎ方が全国各地で発達しました。13流派が公認されていて、葉山では水府流水術を継承しています。『船艇訓練』
「遠泳に必要な機械船の操縦スキルを獲得」
葉山では機械船の操縦訓練も行っています。機械船とはエンジンがついた船のことで、ヨットやボートとは比べ物にならない速さと機動性を持っています。葉山は現在2隻の機械船を保有しています。遠泳の時はこれらの船舶を使用しています。また合宿では機械船を用いて実際に海を航行し、基本的な操船や人命救助、泳者の伴走などの操縦訓練を行います。『初心者指導』
「葉山が掲げる人材育成方針」
まったく水泳経験がない人でも、遠泳であれば少しの訓練で泳げるようになります。「楽に長時間泳ぐ泳ぎ方」というのをマスターすれば、多少筋力や体力がなくても夏には15kmの遠泳を泳ぎ切ることができるのです。
ですから葉山では、これから水泳を始める人を丁寧に指導して遠泳を泳げる体にする「初心者指導」を活動の前面に打ち出しています。新入生全員に対して泳力や経験の有無に応じて個別の練習内容を設定し、それぞれに先輩がついて指導をします。入部していきなりついていけないような練習に放り込まれることはありませんので、安心して下さい。
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